2017年にスーパーのさつまいもから苗を収穫し、その苗を元にさつまいもを栽培しました。
さつまいもの苗がホームセンターに販売されている期間はとっても短くタイミングを逃してしまうことも…。
せっかくなら苗から育ててみよう!と思いチャレンジしました。
初心者でもちゃんと収穫まで楽しむことができました♫
さつまいもを苗から育てるときの注意点
通常、ゴールデンウィーク頃にホームセンターで販売されている挿し苗で栽培するのが一般的なさつまいも栽培です。
しかし、スーパーのさつまいもから作る場合は3月ごろから苗を育て始めます。
そのため通常のさつまいも栽培よりも若干長期間になります。
また寒さが残る3月からの栽培のため温度管理が重要になってきます。
しかし、温度管理には「発泡スチロール」「透明ビニール」と身近なもので保温性を高めお温度管理をすることができます。
スーパーのおいもから育てるさつまいも栽培の方法
- スーパーでさつまいもを買ってくる(3〜4月)
- 買ってきたさつまいもから挿し苗を作る
- 不定根を伸ばす
- 植え付け
- つる返し
- 収穫
- 貯蔵
以下詳細です。
①スーパーでさつまいもを買ってくる(3~4月)
さつまいもから挿し苗を作るのに1カ月半ほどかかります。
3~4月ごろまでにお芋を購入しておくのがいいかと思います。
②買ってきたさつまいもから挿し苗を作る
・48度のお湯で40分ほど浸します。
・発泡スチロールに土とイモを埋めて、上からビニール等でカバーをして保温する。
画像参照:そだててみよう:農林水産省
※さつまいもは寒いと芽が出にくいそうです。まだ夜は寒い3月。
発泡スチロールとビニールカバーで保温してやってください。
詳しいことは農林水産省サイトで確認してみましょう。
わが家はここで小さめの発泡スチロールしか用意できなかったので、芽が出たところで大きめの鉢に移し替えました。
小さい発泡スチロールのままで挿し苗を育てると、時間がかかったり、必要な大きさに育たないことがあります。
③不定根を伸ばす
芽が30センチほど(1節に葉が7~8枚付いたら)になったら、葉を2枚くらい残して、後は切り落とします。
根元からはさみなどでカットし、水を貼ったバケツにつけて、日陰で3~4日ほど置いておくと、葉を切り落とした節から不定根が伸びてきます。
そうなってくると、いよいよホームセンターで見かける苗の姿に近づいてきます!!
もしホームセンターで買ってきたものの節に不定根が見られなければ、日陰で水に浸けて置いておくと伸びてくるそうです。
④植え付け
植え付け方も垂直に植えたり、斜めや横に植えたりと、色々あるようです。
畑に合わせて、植え付けるといいかもしれません。
画像参照::そだててみよう:農林水産省
苗の間を35センチほど開け、深めに耕して、植えていきます。
土はやせ気味で水はけがよいものがいいそうです。
ちなみに畑がない場合は、袋栽培も可能です。
⑤つる返し
つるがたくさん伸びてきます。
我が家の小さい畑でも、かなり伸びました。
伸びたところから不定根を伸ばし、地に根を張ろうとします。
そのままにしておくと収穫する時に芋が小さくなることがあるそうなので、不定根を切るようにつる返しをしておきます。
⑥収穫
植え付けてから120日がたち、葉や茎が黄色く枯れてきたら収穫のサイン。
イモを傷つけないよう天気の良い日に掘り起こしましょう。
⑦貯蔵
収穫から1~2カ月経つと、水分が飛び、甘みが増すそうです。
晴れた日に収穫し、半日ほど乾かし、1つ1つ新聞紙に包み、風通しがよい日陰で保管すると長持ちするようです。
収穫の醍醐味が大きいさつまいも栽培!
さつまいもやじゃがいもは収穫が地域のイベントにもなるほど、達成感が感じられます。
掘り起こすと、土の中からごそ~~っ!っとイモたちが出てくるんですね。
子供たちも「わぁ~~っ!!」ってうれしそうな顔をします。
おいも栽培にはそんな喜びがあります。
おまけ:収穫後のツルもリースにできます♪
収穫後、ツルやら葉っぱやらたくさんのゴミが出ます!
しかしこれも是非活用してみてください♪
ツルは何重にも巻きつけ、晴れた日に数日乾かせばリースになりますよ。
是非お試しあれ~♪
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★2018年はポット苗からの栽培にチャレンジしていますが…